2017年7月6日

Abies firmaモミノキ

モミノキは日本でも自生していて、一般的にクリスマスツリーとして使用されています。モミノキがクリスマスツリーに使われるようになった理由は、病気退治のために庭にモミノキを植えたのが始まりです。モミノキから出るモミ精油は、ロシアやドイツで古くから風邪薬や入浴剤など広く健康のために利用されていました。またモミノキには不思議な力があり、空気をきれいにすると言われています。接着剤や塗料、防腐剤などで毒性の強い物質としてホルムアルデヒドという有害物質かあります。皮膚や目などにホルムアルデヒドの水溶液が接触すると激しい痛みと炎症を引き起こし、呼吸困難になる場合もあります。モミノキにはホルムアルデヒドを除去する働きが多く含まれているため、病気退治に植えられたとされています。
モミノキは暖地を好み、日本海側には少ない植物です。学名はアビエス(Abies)といってラテン語で「永遠の命」という意味があります。驚く事に世界中に生えていて、1000年以上も生きているものもあるのです。名前の由来は、1年を通して緑の葉っぱが茂るモミの木は生命の象徴として古くから崇められていたそうです。これらの言い伝えが元になり永遠、高尚という花言葉がつけられたと言われています。

モミノキの特徴

モミノキはゴツゴツとした太い幹を伸ばしながら、樹高は45mになるほどグングン成長します。枝を四方に生やしながら円錐型の樹形をつくるのが特徴的です。モミノキの葉っぱは長さ3㎝から4㎝、表面にツヤのある濃緑色をしています。葉っぱの先端は若木の場合V字型に切れ込んで尖っていますが、老木になると切れ込みが浅くなり、先端が少し凹んだ形になります。樹皮は灰色で、老木になると暗灰色になります。また鱗片状に剥がれ落ち、若い木ほど平滑な樹皮をしているのも特徴です。とてもデリケートな植物で、大気汚染や煙、暑さなどに弱いです。5月頃になると枝先に可愛らしい花がつき、実は熟すと翼のある種子が風に乗ってふわーっと飛んでいきます。

育て方

基本的に、剪定をせずに若木は鉢植えでも楽しめます。大きく枝も張るので植え付ける場合は、植えるスペースを考えることが大切です。

温度

日当たりと風通しの良い場所が適しています。寒さには強いですが厚さには弱いので、直射日光を避ける場所に置く必要があります。

お水

乾燥にとても弱い植物なので、夏場は毎日お水の確認が必要です。ただ、土が蒸れすぎても根腐れを起こし枯れてしまいます。乾いてからたっぷりあげてください。水やりは朝か夕方にあげるのがいいと言われています。

肥料

栄養豊富な土に植えている場合、特に必要ありません。
弱っている様なら、春先の新芽が出る時期に固形肥料を与えれば十分です。

病害虫

病気や害虫にとても強い植物です。

基本情報

科名
マツ科
属名
モミ属
名称
モミノキ[Abies firma]
和名
モミ
英名
Momi fir / Japanese fir
原産地
日本 北端は秋田県 南端は屋久島
花言葉
永遠、高尚、時間、真実