2017年6月30日

Sansevieriaサンセベリアについて

サンセベリアはアフリカや南アジアの乾燥地帯(ナイジェリア・コンゴ)に約70種近くが存在する、多肉植物の一種です。 名前の由来は、イタリア・サンセビエロの皇子の名前、ライモンド・デ・サングロ(Reimond de Sanguro)を記念して付けられたそうです。またサンセベリアには「虎の尾(トラノオ)」という別名もあり、濃淡ある葉の模様が虎の尻尾を連想させることからきています。他にも厚葉千歳蘭という和名も付いています。千歳とは長い年月や時間を意味する縁起の良い言葉のため、花言葉には「永久」「不滅」という意味が込められています。そのため、引っ越し祝いや開店祝いなど「長く続く」という願いを込められたプレゼントとして贈られます。

たくさん種類があるサンセベリアですが、その中で私がお客様先で良く見かける代表的なものを紹介します。

  1. サンスベリア・ローレンティー
    数ある中で最も有名で、「フクリチトセラン」という別名を持っています。葉っぱの縁が黄色く横向きの緑と白の縞々が特徴です。
  2. サンセベリア・スタッキー
    筒円状の細長い葉っぱが特徴的です。葉の縦方向に溝がはいっているのも特徴の一つです。成長はとても遅いです。

どちらもホームセンターや園芸店で良く見かける種類です。

グローカルの特徴

グローカルは、コルディリネ・ストリクタの園芸品種です。深緑色の青々とした葉とボリューム満点のビジュアルが特徴の植物です。日光の当たらない場所でも蛍光灯の光で育てることのできる植物のため、オフィスなどでも人気があります。また殺風景な空間を埋めたい、目隠しがほしいという方にお勧めです。花言葉はコルディリネ・ストリクタと同じく「幸福」「爽やかな交際」「幸せな交際」など縁起の良いものになっているので、御祝いギフトとしても人気があります。

特徴

どの種類も模様と先の尖った葉っぱが主な特徴です。根っこも特徴的で、細かい根だけでなく地中に太く短い地下茎を伸ばし、厚みのある葉を支えています。他の観葉植物と違い葉っぱが横に広がらないため、窓際や机の上など置き場所を選ばないことで人気です。 また乾燥や日照不足にも強いので、枯れにくいことが何よりの特徴です。反対に低温と過湿にはとても弱いので、冬場は必ず室内に入れる必要があります。

サンセベリアは、空気洗浄効果の高い観葉植物とも言われています。シックハウス症候群の原因となる有害物質を葉っぱが吸収分解する効果があると言われ、部屋の空気をきれいにしてくれる植物です。たばこのにおい等も浄化してくれます。またNASAが1989年に発表した資料には、空気洗浄効果のある植物50種の中でトップクラスの空気洗浄力とあり、一時話題になりました。

育て方

日当たり

すくすく育てるためには、必ず日当たりの良い場所(カーテンのレース越しや明るい日陰)に置くことがポイントです。耐陰性があるので日陰でも育てることはできます。ただ徒長や成育不良の原因になるため、1日数時間だけでも日光浴させる事で元気に育ちます。また真夏日差しは、葉焼け(人間でいう日焼け)を起こしてしまうので、直射日光を避けカーテン越しに置いてあげると良いです。

水やり

土が乾いたら水をたっぷりあげ、鉢の下にお皿にお水を溜めない様に注意する事がポイントです。水をあげすぎてしまうと根腐れをしてしまうので、土がしっかり乾いたことを手で触って確認してからお水を足します。

温度

10度以下になると成長が止り、水を吸い上げない「冬眠」と同じ状態になります。また5度以下になると枯れてしまいます。元々温かい国の植物なので日本の夏の暑さは絶えることが出来ますが、寒さにはとても弱い植物です。秋から冬にかけては、必ず室内に入れる必要があります。

肥料

ゆっくりと効く粒状の肥料を、あらかじめ土に混ぜ込んで置きます。夏場に液体肥料を追肥していくことで、丈夫な株になり冬場の寒さにも強くなります。

基本情報

科名
キジカクシ科(スズラン科)
属名
サンセベリア属(チトセラン属)
名称
サンセベリヤ[Sansevieria trifasciata]
和名
アツバチトセラン(厚葉千歳蘭)
別名
虎の尾
原産地
熱帯・亜熱帯アフリカ マダガスカル 南アジア
花言葉
永久・不滅