2017年7月7日

Podocarpus macrophyllusイヌマキ

東支店の井上理恵香です。今回は庭木で定番の「イヌマキ」を紹介させていただきます。

イヌマキ(犬槇)の特徴

マキの一種。イヌマキには他にもマキの木、クサマキ、ホンマキ等たくさんの呼び名があります。日本庭園のような和の雰囲気のあるお庭に似合い、育てやすいことから、庭木初心者さんからも愛されています。この植木は耐水性に優れているため桶に利用されたり、刈り込みに強いことから、庭の仕立てや生け垣、玉チラシ、模様木などに仕立てて楽しまれています。※こちらは枝の成長が速いため、自然樹形では観賞価値は低いといわれています。用途と自分の好みに合わせて仕立ててあげてください。

また、イヌマキは5月頃黄色い花を咲かせます。その半年後には結実し、緑(球形)と赤(花托)の2つの実が縦に2段になって実ります。そしてこの赤いほうの実、甘くて食べることができるんです。一方、先端につく緑の実のほうには種が入っているのですが、こちらは有毒なため、間違えて食べてしまわないよう注意をしてください。

育て方

日当たり

1年を通して、ほぼ1日中日の当たる場所に置くと良いでしょう。日陰や潮風にも非常に強いのですが、この植木はもともと東北南部よりも暖かい南の地域に適しているため、寒さには苦手です。

お水やり

地面・鉢植えともに植えてから2年未満の株には、土の表面が乾いてからたっぷりとお水をあげてください。
地植えの場合、2年目以降から土に根付いてくるため、水やりは不要になります。自然の雨だけで十分です。

肥料

肥料は1~2月の冬の時期に緩効性化成肥料を使用するのが効果的です。また、それ以外の季節だと、7~9月の間にリン酸やカリを含む肥料を追肥すると綺麗に保てるでしょう。

用土

赤玉土(中粒)2・腐葉土1の割合が好ましいとされています。

剪定

剪定時期は、年2回。5~6月にかけて1回、10月あたまから3月までに1回剪定を行ってください。寒さに弱いため、晩秋までに終わらせてしまうのがコツです。 また、樹形のラインから飛び出てしまうような勢いの強い枝は、樹形のラインをぼかすため、深めの位置で切り戻してください。そして3本以上枝分かれしている枝も間引くことをお勧めします。

病害虫

イヌマキは病害虫に強く、あまり発生しないといわれています。しかし、その中でもかかりやすいと言われる病害虫がいます。
主に病気は、ぺスタロチア病(糸状菌と呼ばれるカビが原因の病気)
葉を部分的に灰褐色に枯らしてしまいます。刈り込み直後に発症すること多いので気を付けましょう。予防としては、枝や土の上に残った枯葉を早めに取り除くことです。
害虫は、カイガラムシ、マキシンハアブラムシ、マキサビダニがつきます。注意しましょう。

基本情報

科名
マキ科
属名
マキ属
名称
イヌマキ(犬槇)〔Podocarpus macrophyllus〕
種類
常緑針葉樹
原産地
日本(関東より西、沖縄)・台湾・中国
開花時期
4月~6月
結実時期
9月~10月
花言葉
「慈愛」「色あせぬ恋」